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2017-04-21

エンジニアなら最低でも理解しておきたいFintech(フィンテック)の基礎

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Fintech(フィンテック)という言葉を聞いたことはありますか?金融(Finance)✕技術(Technology)を掛けあわせた造語ということは理解できていても、フリーランスエンジニアにとってどのような影響があるのかということをしっかりと把握している人はそれほど多くはないと思います。

特にスタートアップ企業において盛んに取り組まれているのが、Fintech分野における技術開発です。これからのフリーランスエンジニアにとって、決して関係のない話だとはいえません。

拡大するFintech、これからのエンジニアの求められること

IDC Japanによるレポートによると、FinTech関連分野におけるIT支出規模は、2017年から2020年にかけて110億円から338億円に成長すると予測されています。

特に「インバウンド対応」と「ITの戦略的活用」にフォーカスした投資が伸びるといわれており、金融機関のみならず多くの成長産業でFinTech関連分野の案件が発生してくるでしょう。

これに伴い、エンジニアに求められる役割も変化します。「仕様書通りに開発すればよい」というタイプのエンジニアは仕事を失い、幅広い技術を駆使して価値を創造できるクリエイタータイプのエンジニアに案件が集中していくことが見込まれているのです。

Fintechの基礎

ところで、Fintechについて、みなさんはどの程度理解していますでしょうか?

「ITを活用した金融サービス全般のこと」だと理解されている方が多いではないでしょうか。しかし、これだと銀行のATMやネット証券業務なども範囲に含まれてくるため、広義的過ぎて少しぼやけてしまいます。

エンジニア視点で見たFintechに絞って話をすると、「ITベンチャー企業などが開発した安くて便利な金融サービス」と定義したほうがわかりやすいはずです。

つまり、決済やソーシャルレンディング、会計、仮想通貨などの金融サービスを、より便利によりユーザーフレンドリーに利用できるような技術を開発し、提供することがFintechであると理解しておけばよいと思います。

Fintechとは

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では、Fintechを活用したさまざまなサービスを具体的にみていきましょう。現在、Fintechの活用分野は大きく以下の6つの分野に大別できます。

1.決済系
フリーランスや中小企業がオンライン決済サービスを導入するには高いハードルがありました。なぜなら、信用が高くなければカード会社からNGとされてしまうケースが多かったからです。

しかし、カード決済機能が付いたリンクをサイト内に設置するだけで、月間売上100万円まで無料で使える決済サービス「SPIKE」や、9,800円/月プランでVisa、MasterCardの手数料が2.69%になる「WebPay」などが開発されたことにより状況は一変し、売りやすく買いやすいEC環境が実現しています。

2.資産管理系
もっともメジャーなのはクラウド家計簿です。

特に「マネーフォワード」や「Zaim」は、銀行やクレジットカードの履歴を自動取得したりレシートの読み取り機能を備えていたりと、家庭の資産管理をより便利にする実力を備えています。

3.金融情報系
資産運用に役立つさまざまな金融情報を提供するサービスも続々とリリースされています。例えば「SPEEDA」では世界180ヶ国にわたる企業の財務・株価についてのデータを提供するサービスです。

専属アナリストによるレポートもあり、詳細な分析できます。

4.会計系
これまでパッケージで購入し、パソコンにインストールする形態が主流であった会計分野では、クラウド型会計ソフトの登場により利便性が劇的に向上した分野です。

銀行口座やクレジットカード情報を自動で取り込み仕訳する機能や、オンライン上で請求書を発行する機能など多くの便利な機能が開発され、会計業務にかかる時間を大幅に短縮することに成功しています。

5.ソーシャルレンディング系
個人間の小口融資を中心に、金融機関を通さない融資仲介サービスが主流です。

法人貸付を対象とした「maneo」やSBIグループの信用を背景とした「SBIソーシャルレンディング」などのサービスがあります。

6.仮想通貨系
ビットコインなどの仮想通貨を流通させるサービスです。

P2Pネットワークを用いて個人間での直接決済を行うサービスが数多くリリースされており、「bitFlyer」や「BTCBOX」などのメジャーなサービスにより速やかな取引環境が実現しています。

ブロックチェーンとは

また、仮想通貨取引においてブロックチェーンテクノロジーが利用されていることはご存知でしょうか?

ブロックチェーンテクノロジーとは、集中管理型であった通貨取引のデータベースの運用を、世界各地のコンピュータに分散させ互いのデータベースを同期(=マイニング)させることにより、データベース同士が互いに監視し合う仕組みを構築するテクノロジーです。

仮に一部のデータベースがハッキングなど何かしらの悪意により改ざんされたとしても、他のデータベースが監視しているためその改ざんは無効になります。

このブロックチェーンの開発においては、世界中でフリーランスエンジニアが活躍している分野です。日本においてもブロックチェーン案件が増加していくと見込まれています。

日本におけるFintech

日本におけるFintechは、IT分野のベンチャー企業が先導を走っています。金融分野の技術であるため、本来はメガバンクや地域金融機関、保険会社などが積極的に取り組む分野です。

しかし、試行錯誤と競争の繰り返しによりユーザーの利便性を追求していく過程が必要であるため、失敗を通じた学習がより許容される環境であるベンチャー企業のほうがより革新的なサービスを開発できる下地があります。

とはいえ、最近は大手金融機関もFintechに本腰を入れてきており、Fintech関連企業とのコラボも進んでおり、この傾向はますます強まっていくことでしょう。

Fintechを学んでエンジニアの仕事の幅を広げよう

フリーランスエンジニアにとってFintechを学ぶことは将来的な成長を図る上でも大切なことです。「FinTech」で提供されるサービスのジャンルは、先に述べたように決済から資産管理・金融情報・仮想通貨の取引など多岐に渡ります。

各分野で熾烈なサービス競争が繰り広げられる時代において、Fintechに関するスキルや実績を活かせば幅広い仕事を受注することができるようになるでしょう。

フリーランスエンジニアがFintechを知り、クリエイター的発想を身につけることは、この先大きなアドバンテージとなり得るということです。

おわりに

ITの進化によりますます便利になる金融サービス。フリーランスエンジニアもその一端を担い、大きな波を創り出しています。

特にスタートアップ企業においてFintech案件は数多く、ユーザー視点でのFintech開発を行えるエンジニアとして活躍の場を広げていきたいですね。


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